沈黙が、私を支える。


by aoinote101

待つ時間

 ずいぶん昔、付き合っていた人を、待たせてしまって
「待たされてる時って、君ならどんな気持ち?」って聞かれた。

そりゃ、とんでもなく待たされるのは嫌だけど、待ち合わせに少し早く着いてしまった時(ほとんどそんなことは皆無)や、相手が遅れる場合、私はさほど嫌な気分じゃなかった。

なぜなら、その時間はものすごく、その人のことを考える。そして自分の気持ちを知る。
「私が貴方をどれくらい好きかわかる。」
それは、離れて生活している時に感じるものではなく、たまに会える時の、しかも相手を待てるときにしか経験できない素敵な時間だと答えた。

その人は、いつも遅刻する私に怒っていたはずなのに、何も言わなくなった。

でも、本当はそんな風に私のこと考えてほしくて、いつも遅刻していることを、やはり言えなかった。
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by aoinote101 | 2005-06-19 22:30 | 日常