沈黙が、私を支える。


by aoinote101

ヤコブスラダー

 先日、アメリカンキルトのお教室をしている方のところに遊びに行ってきました。アメリカンキルトっていうのは、小さなはぎれ布を縫い合わせ様々な模様の大きな布に仕上げていくパッチワークなのだけれど、アメリカの歴史と深く関わっていて、現在6000種類もあるといわれるデザインパターンにはそれぞれに意味が込められているのだそう……。
 実は、「アメリカの倹約の歴史」のようで、「ヴィクトリアン好き」の私の好みではないと思っていたのに、あるパターンの名前を聞いて驚きました。
 
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                 「ヤコブスラダー」
聖書に基づいたネーミングですが、それは、私の忘れられない映画のタイトルと同じだったのです。
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 「Jacob's Ladder(ジェイコブス ラダー)」1990年のエイドリアン・ライン監督の作品で、主演はティム・ロビンス。重要な役に幼いマコーレー・カルキンが出ています。作品は、いわゆるサイコホラーなのですが、本当に怖くって……最後には救いらしい救いのない映画なのに、どうしても忘れられない作品です。劇場で観たら、きっともっと怖かっただろうに……残念ながらリアルタイムでは観ていません(笑)
 「ヤコブの階段」それは、天国に通じている階段のことで、この作品の中では「ラダー」という、ベトナム戦争でアメリカ兵に使用された幻覚剤の名前になっているんです。人の感じることのできる恐怖の真髄みたいなものが描かれていて……でも、何かを受け入れる時に、やっと「ヤコブの階段」は目の前に見えてくるのかもしれないっていう希望のようなものが、かすかに心の中に残りました。
 たった一枚のキルトパターンから、その作品の記憶を呼び起こされて、とても不思議な気持ちになってしまいました。小説や映画や音楽は、一度楽しんだだけで終わってしまうものと、自分の中で何年もの時を経て熟成され、変化し、再び何かを感じさせてくれるものがあります。そういった作品は、自分にとって名作って言えるんじゃないのかな?
 そうすると、やっぱり「Jacob's Ladder」は名作。

 単純な私は、早速そのアメリカンキルトのお稽古に混ぜて頂いたのですが、なんせ長い長い爪の私。「現在の爪」針と糸が上手に使えなくて泣きました(爆)
(T。T;)むいてね~っ!
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by aoinote101 | 2005-09-25 11:10 | My favorite thing