沈黙が、私を支える。


by aoinote101

暑いから怪談…(ちと長いよ)

私が高校生の時…従兄弟が骨折して入院したので、母がお見舞いに行ってきました。
母が帰ってから、なんだか家の中の空気が揺らぐような、
そんな違和感を覚えていたのですが…

ちょうど2学期の期末試験の時期だったと思います。
深夜1時くらいまでテスト勉強をして眠りました…

ところが

突然“キーン”という耳鳴りのようなものが聞こえて
身動きが取れなく、呼吸もままならなくなりました。
目を開けているにも関わらず、視界は真っ白。
声を出そうにも、全く出ません。
これが生まれて初めて経験した金縛りでしょうか?
しばらくすると、ふっと金縛りがとけました。
その感覚といったら、
ふしだらな卑しいものにしがみつかれたような不快感。
あまりの怖さに両親の寝室に泣きながら駆け込み、
両親の間に寝かせてもらいました…汗(当時、16歳織女)

その後、数日間同じことが続きました。しかもすべて午前5時40分にくるのです。
ある日、怖がる私のために、父は私の代わりに私のベッドで寝てくれました。
私は母と同じベッドに…
「母と一緒なら平気」と、母を背中に感じながら
「来てみろ!」と唱えると……
母の隣にいながらも、私は金縛りにあってしまいました。
苦しくて、うんうん唸る私に母が気付き、
「どうしたの?」と声をかけられた途端、金縛りはとけました。

母も父も、私の怖がり方が半端でないために、とても心配していましたが、
学校でこのことを友達に話すと、
ある言葉を教えてくれました。
「神様お守りください」って意味の言葉です。

そして、意を決して自分の部屋で一人で眠ったのです。
さすがに怖くて明かりはつけたまま眠りましたが…

すると…やはりやってきたのです。

そして、友達に教わった言葉を唱えようと試みました。
舌も回らず、たどたどしく口にした途端…
私にのしかかっていた何かが、
必死に私をベッドに押し付けて、私の体から自分の体を引き離そうとしたのです。
その手の感触は私の胸にはっきりと感じました。
そして、電気の消されていない天井が見えるはずの、そこには…
暗闇に浮かぶ、女とも、子どもともつかない横顔が見えたのです。

ただの金縛りでなく…初めて「何かを見てしまった」という恐怖に襲われました。

その後、そのような金縛りはなくなりましたが、
平穏な生活を取り戻した頃、母に聞いたのですが…
私の代わりに父が私のベッドで眠ってくれた時、
同じように父も金縛りにあったのだそうです。

だから、両親は決して私が変なことを言っているとか
おかしくなったとか思えなかったのだそうです。

そして、最後に母は、
従兄弟のお見舞いに行った帰りに、
どうも、誰かがついてくるような気がして何度も振り返ったことも話してくれました。
「あの病院から、何かがついてきたのね」と…

ちょっとは、涼しくなりましたか?
[PR]
by aoinote101 | 2006-08-07 23:39 | 日常