沈黙が、私を支える。


by aoinote101

カテゴリ:詩・雑感( 67 )

 たぶん、「ひとり」であることと「孤独」であることは、全く別のものだと思う。「ひとり」は、気が楽でのんびりできて、けっこう楽しいものでしょ?自分意外の者に縛られないし…。
 でも、「孤独」は傍らに誰かいたとしても感じるものだよ。いや、むしろ誰かと繋がっていないことを実感した時にこそ感じるんじゃないかな?自分以外の他者をして感じさせられるもの。

 普通、人って一人で生まれてきて、一人で死んでいくものなのに、誰かと通じ合っていたいと思うのはなぜだろう?「一人では生きていけない」なんて言葉はどういう意味なんだろう?
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 唐突な話だけれど、もし私が死んだら、お墓に入れないで欲しい。他には何も望むことはなくって…他にはなんにもしなくていい。灰はどこかに撒いてくれたら幸せだと思う。
 私にとって大切な人にそよぐ風や、肩を濡らす雨になれるような気がする。どこかで眠っているのではなくって巡る世界とともにあれば、もしかしたら、大切な人が孤独だと感じるときに、何か見せてあげられるかもしれない。
 たとえば…一人で見上げた夜空に、自分を照らす月に出会えば…
 悲しみにうつむいた足元に黄色く花を咲かせるタンポポに出会えば…
それが私だとわからなくてもいい。彼の心がやわらかく静かになればいい。そして、彼が孤独とは無縁であるならば、私はそのまま世界に溶けて消えていけばいいのだと思う。
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by aoinote101 | 2005-07-11 07:32 | 詩・雑感

織女は雨女

 夏の夜空にもっとも強く輝く星。こと座のベガ、織姫星(織女)!
七夕の夜よりは、もっと暑くなった頃の方が良く見れるみたい。こと座のベガとわし座のアルタイル、白鳥座のデネブ。この明かるい3つの星を結んで「夏の大三角形」とよばれます。
 
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 なぁんでこんなこと書いてるかっていうと、今日が七夕だからですってば!織女がこの日に反応しないはずはないのです。子どもの頃、「雨が降ったら織姫は彦星に会えないなんて、かわいそう」と真剣に同情していたのは私だけでしょうか?
 ところが、私「長香織女」は、自他共に認める「雨女」なのです。さっきまで晴れてたのに、外に出てみると降ってるなんてしょっちゅう。そんな場面に遭遇する度に友人には「勘弁してくれよ」という顔で見つめられます。私は「すまない」と心の中で詫びるしかありません(大泣)
 いつのことだったか、雨雲に追いかけられたこともあります。神戸に遊びに行っていて、大阪に帰るために阪神高速を東に向かって走っていたとき、前方の大阪方面はカンカンに晴れているのに、バックミラーには真っ黒な雨雲が……。思わずアクセル踏み込みましたよ!しかし、大阪に着いて車を降りる頃にはザアザア振りに…。大阪で待っていた友人は「雨雲連れて来んな!」とマジで怒っていました。
 私の前世は巫女で、いつも雨乞いしてたんじゃないかとか言われますが、今のところ有力なのは「アマガエル」です。(前世アマガエルって言われても…)
 こんな私が、彦星に会える確立って低いってことが言いたかったわけです。

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by aoinote101 | 2005-07-07 08:18 | 詩・雑感

新月

「新月」
ふにょ~って感じの詩です!
なんか、ニュースにTBした記事書くような元気もないのですぅ~(逃)
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by aoinote101 | 2005-06-20 16:17 | 詩・雑感

月夜

さっきドライブしてて、門を曲がったら月と出くわした

月は丸い時も、細い時も
くっきりしている時も、ぼんやりしている時も
おんなじ優しさで私を照らしてくれる…

いつも私が月を見つけるのではなく
月が私を見つけてくれる

月に照らされていると誰かに愛されているような気がする
今夜は幸せだ

月のない晩には
今度こそ君に会いに行くよ
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by aoinote101 | 2005-05-26 00:20 | 詩・雑感

春のにおい

私が知っている春のにおい
それは ゆるい空気の中、湿った土のにおい

どうしてそれが私にとっての「春のにおい」なんだろ?
それは、どこで嗅いだんだろう?

きっと、学校

新学期の校庭や花壇に雨が降って、
暖かさの中で土が豊かになっていく におい
草や木が芽吹く におい

わたしが目を閉じて感じる「春」
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by aoinote101 | 2005-04-16 01:17 | 詩・雑感

記憶

30年も生きてきて
どこかで落としてきた?
いや、生まれた時から抜け落ちていた僕の肋骨
抱きしめるたび
この娘ではなかったと肩を落として…

では、すれ違っただけの誰か?
遠くで僕を見つめていたあの娘?

僕は見落としたのか
僕だけのイブとの出会いを

禁断の木の実の味を知るたった一人の僕の恋人
遠い前世から繋がるはずの僕のカタワレ

君が他の誰かに抱かれるたびに
君自身の命が磨り減っていくのがわかる
そうやって
君も僕を探している
「この人ではなかった」と泣きながら

あとどのくらい迷えば会える?

やがて君は動かなくなる
じっとこのまま待っていようと…

地球の反対側で僕が途方にくれるとき
君は君自身を失っていく…
これが神様の与えた試練ならば
たぶん僕らは永遠に会えない
神様が与えたのは
「探しあてること」ではなくて
「探し続けること」だから

それでも諦めきれず僕達は死んでいく
生まれ変わったら出遭えると信じて
生まれ変わっても消されることのないたった一つの記憶のために



「私の青いノォト」より
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by aoinote101 | 2005-01-07 00:10 | 詩・雑感

かたわれさがし

  「うんっと…どうよ?
  人生に恋愛って?なくても生きられるけど、
  あった方が幸せじゃないのかな?
  たとえ、泣いちゃうような恋でも。
  いや、むしろ泣ける方がいいよ。悪くないよ。

  たとえば
  他の誰かでもいいHなんてしないほうがいいよ。
  それなら一生しないほうがいいよ。
  寂しがって死んでいくほうがかっこよくない?

  誰かを恋しがって死んでいくのは
  人間の本質って気がするんだ。
  確かに人生に関わった家族に
  『ありがとう』って言いながら死んでいくのは
  幸福だけど、
  心の底の方で、誰かを探し続けたまま死んでいくのが
  本質って気がする。」

毅が酔って私に話し始めた。
「じゃあ、あなたを運命の男と信じている私は、
どうやって死んで行けばいいんだよ!」
突っ込みたかったが、笑えないので飲み込んだ。
この男はどんな女を捜し続けているんだろう?
彼の目の前にいる私は、一体何者なのだろう?

その夜酔った毅は、私を抱いた。
少なくとも私には「他の誰かでもいいH」ではなかった。
たぶん私はこれで寂しがって死んでいくことはない。
ただ、毅には二度と会わない。
神様が彼に目隠ししているのが良くわかる。
どんなに近くにいても彼に私は見えないのだ。
一生かけて探し当てる相手は、
私が相手にとってのそれではないことがある。

私が死ぬ時、「巡り会えなかった」と、
泣きながら死ぬのではない。
「巡り会えたことがある」と思い起こしながら泣くのである。
毅の言う悪くない人生なのかもしれない。
でもやはり、
人間の本質を備えた私は、君を恋しがって死んでいきたい。



「私の青いノォト」より
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by aoinote101 | 2005-01-07 00:09 | 詩・雑感